2011年8月31日水曜日

2日目



夜明け前に目が覚める。やはり搬入前なので、気持ちが立っている。シルヴィたちと朝ごはん(言わずもがな、パン美味しい)をいただいたあと、バスでギャラリーへ。この時点で霧雨が降っていたんですが、こういうの、典型的なハンブルグ的天気らしいです。しかし寒い。

ギャラリーの床にタオルケットを拡げ、ドローイングを額に入れて並べてみる。どうディスプレイするか、今回点数が多めなのでしばらく途方にくれる。その間、地下の工房ではスタッフのギザとニールが展示のポスターを刷ってくれていた(写真はニール)。

説明しとくと、ここ、ドラックディーラーは、アーティストが運営するギャラリー、かつ、シルクスクリーン印刷を請ける工房、かつ、自分たちで作ったグッズや本など売るショップ、です。ちなみに搬入といっても、ショップを閉めているわけではないので、どんどんお客さんが入ってくる中、やっている。男のこ3人がやってきて、こんなTシャツ作りたいねん、みたいな相談をしていったり、近所のおっさんが喋りにきたり、なんというか非常に、街になじんでいて素敵です。ぼくの絵が街になじみますように。日本にいるときもいつも思っていること。2/3ほど展示作業を終えて本日は終了。やっと、リラックス。

7時にテレーザが迎えにきてくれ、ちょっと飲みにいく。さらにライブにいく。こういう、友だちと一緒に別な友だちが働いてる飲食店にいって、少し飲んでるうちに皆と合流して、集団で連れ立って全員自転車で誰かの知り合いが出てるライブに行く、というような左京区みたいなことをしている。実際ありがたいな、と思いました。自転車(クリスティーナが貸してくれた)で皆と一緒に街を走っているとき、ドキドキするくらい嬉しかった。

2011年8月30日火曜日

到着



昼過ぎにハンブルク空港着。とにかく、荷物がロストしなくてよかった。かもめ食堂のもたいさんみたいになったら、真っ白な展覧会になってしまう。「プレタポルテ」でそのようなエピソードがあったなあ。パリコレ直前に服をぜんぶ盗まれるデザイナーの話。
ギャラリーのオーナーのロルフが出迎えてくれる。俺のビッグ・バッド・ハーレーで迎えにいくぜ、というメールをもらっていて、多少不安でしたが、ちゃんと車(アウディ)できてくれた。泊まる場所のことは、今回ぼくはまったく考えてなかったけど、ドイツ側で話し合ってくれてたみたいで、まず一週目はシルヴィのフラットに居候することに。彼女は去年の秋、京都にきていたアーティスト。彼氏さんとお兄さんと3人住まいの、素敵なフラット。古い建物。エルベ川から近い。
そのあとフラパントという彼女たちがアトリエに使っているバカでかい建物を案内してもらう。大学のような規模の建物を、100人以上のアーティストで占拠して使っており、ちょっと日本で似たものはないような気がする。強いて言えば、岐阜のイアマスに遊びにいったときの雰囲気に似ている。ここでも去年京都にきていたミラたちに再会。すごく嬉しいんだけど英語がうまく出てこなくてもどかしい。展示に備え、ここで額を借りる。
写真は、懐かしのドラックディーラー。戻ってまいりました。明日はいよいよ搬入開始。

2011年8月25日木曜日

出発3日前

ギャラリーとやりとり。ぼくの到着が月曜で、展覧会スタートは金曜なので、搬入はいつからできるか?を質問する。今回、額を現地で友人に借りるので、そのへんも段取りしないといけない。
ギャラリーのオーナー、ロルフの返事。
「月曜に一緒にキャロリンのところへ行って、額をピックアップしよう。火曜には搬入をスタートできる。(そして水曜にはぜんぶ別な絵に入れ替えて、木曜は大ゲンカ、金曜にはキミは怒って京都へ帰る、なーんちゃって)

こういうキャラの、オーナーです。素敵だ。
 画像は、ギャラリーが作ってくれたフライヤー。これ、シルクで刷られて配られてるはず。オモロいの作ってくれた。頑張ろう。


2011年8月21日日曜日

test

マイクテステス、こちらキタシラカワ。
出発まで一週間なり。なり。